NOZOMI MAEDA

まずは取り組みやすいところから、
自分をご機嫌にすることから考えていく。
それが環境にも優しい
行動のひとつだとしたら、
気分もいいですよね。

まずは自分をご機嫌に
気分があがるエコなこと

正直エコなこと、地球に優しいことって、どこからはじめたらいいのかわからなかったんです。興味はあるけどまずは…と考えたときに、自分の日常に馴染む身近なものからはじめるのが最初の一歩だと思いました。例えば、エコバックひとつにしても、気に入ったデザインや気分があがるものがあるだけでプラスに感じる。なおかつ、それが環境にも優しい行動のひとつだとしたら、気分もいいですよね。そうやって、まずは取り組みやすいところから、自分をご機嫌にすることからと考えていくと、まさに今回の“LOVE ME”からはじまるメッセージは、スッと入ってきました。
今、わたしのプロデュースしているファッションブランド「N WITH.」でもエコバックを出しています。形やサイズ、デザインにもこだわっていて、ちょっとしたお出かけにも持ち歩けるようなおしゃれなもの。無理せずに、ハッピーになるというのが目標です。

ブランド立ち上げで見えた
ロスを減らす考え方

ブランドをはじめて4年―。はじめのうちは、自分が欲しいものを作っていたんですけど、それは結局自分目線であって、お客さん目線じゃないと気づいたんです。そこから、スタッフの女性たちにも幅広く意見を聞くようになって、みなさん体型も違えば年齢も違う。ファッションの系統も違ういろんな人の意見を聞いてみると、みんなが欲しいものや着やすいアイテムがだんだんと見えてきました。アイテム数やサイズ展開を厳選していくことで、生産時も無駄がないですし、在庫のロスも減ります。そういったことに、気づけたのはとても大事なこと。みんなが欲しいと思えるアイテム、必要とされるアイテムをこれからも作り続けていきたいですね。

女性の感性を活かして
好きなことを叶えていく

一緒に働いているアパレルのスタッフは9割が女性です。ファッションが好きで、感性の合う女性たちといると本当に刺激を受けますし、私自身もアイデアが浮かんできます。ユニセックスのアイテムもありますが、ほとんどはレディースアイテムなのでみんなの意見はとても大切。女性ならではの感性や直感を活かしたアイテムは、お客さんにも愛されます。
いまはずっと憧れだったファッションのお仕事、そして最近ではコスメのお仕事もさせてもらっていますが、叶うまではとにかく言葉にしていろんな人に「やりたいんです!」と伝えていました。女性が活躍できるフィールドはまだまだたくさんあります。私自身がそうだったように、叶えたい夢がある女性たちを応援したいですし、女性の感性が活かせる社会になってほしいなと思います。

いろんなものに自分で触れる
そこからいいことは実践する

最近は「シェアドコスメ」が気になっています。「ジェンダーレスコスメ」とも呼ばれていて、性別を超えて男女でシェアできるコスメのことです。いまはファンデーションなどのメイクをする男性も多いですし、男女一緒に使えると恋人同士でコスメをシェアしたりもできます。そもそもコスメを開発するときに男性用、女性用に分けなくていい。これも、環境に配慮することのひとつだと思います。いま、私がディレクターを務めるコスメブランド「NM」でもそういった意識でリップを開発しています。
ファッションもコスメもそうですが、自分自身で幅広くいいなと思ったものは使ってみる、着てみることを心がけています。なるべくいろんなものに触れて、体験してみることで「シェアドコスメ」のようにいいと思える考え方やアイテムはどんどん吸収していきたいです。

年齢や好みを選ばない
ファッション感覚の下着

はじめて、L∞Ping(ルーピング)を着用してみて、すごく肌へのフィット感があるなと驚きました。楽なブラってどうしてもデザインはいまいち……というイメージがあったのですが、繊細でおしゃれだし、どこから見ても可愛いですね。これは快適さも可愛いも叶う、いいとこどりのアイテムだと思います。なんといってもお気に入りはレース。年齢を重ねても、可愛いと思うし惹かれます。上品でさりげなく、それでいて透け感がナチュラルな印象を出してくれます。
どんな人にも合う、年齢や好みのスタイルを選ばないデザインとカラーはファッション感覚で楽しめそう。今日はモードな気分だから白か黒にしようとか。その日のファッションに合わせて変えてみるのも楽しみかたのひとつかもしれません。自分なりの心地良さや、楽しさという視点からSDGsの取り組みかたをぜひ見つけてみてほしいです。

NOZOMI MAEDA

モデル/女優

2006年ファッション雑誌『ピチレモン』で専属モデルとして活動開始。2007年WEBシネマ『リアルシスター』で女優デビューを果たし、雑誌、TV、映画、CMと幅広く活躍。2018年には抜群のファッションセンスを活かし、自身のファッションブランド「N WITH」を立ち上げるなど、プロデューサーとしての一面も持っている。

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